シロキタグレイス（1986年生、母シロキタパーク）

シロキタグレイス（1986年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栃栗毛。種牡馬のピユウターグレイ（当時7歳）と交配したシロキタパークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地30戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったメジロポーラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラブオンリーユーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったグランドシンセイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月23日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（1990年）

1月14日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月11日、中1週で迎えた10戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の雲雀ケ原特別（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた15戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月16日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、須崎昇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた18戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

4月6日、中2週で迎えた23戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月4日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西園正都騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた26戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた27戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。