キタサンラブソング（2001年生、母オリンピアデュカキス）

キタサンラブソング（2001年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛の歌」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したオリンピアデュカキスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白老ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大野商事によって735万円で落札された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったマルカフローリアンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

7月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャドウスキルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカガヤキフェローに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサヨウナラを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキーエンジェルを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目をマークした。

4月24日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

6月26日、中8週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた19戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ホーマンオブジェにクビ差交わされて2着となった。

5歳（2006年）

4月23日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

11月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6歳（2007年）

1月7日、中8週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月18日、中6週で迎えた25戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月22日、約6か月半の休み明けで迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた27戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた28戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。