ダイワレイダース（1999年生、母ダイナアイドル）

ダイワレイダース（1999年5月6日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時13歳）と交配したダイナアイドルが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦6勝2着1回。2005年の七夕賞(ハンデG3)に勝利した他、2005年のエプソムカップ(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のコスモピューピルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアブレイズに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月21日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3歳（2002年）

11月9日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、キャピタルステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4歳（2003年）

8月17日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンボリスナイパーに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のモノポールに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

10月25日、中4週で迎えた9戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦4勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

5歳（2004年）

10月11日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヴリルに3/4馬身届かず2着となった。

10月31日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（9戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2005年）

1月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアサクサキニナルに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

7月10日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンダンディを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初の重賞タイトルを奪取した。

8月28日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7歳（2006年）

8月27日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。