キクノワイルドオー（1987年生、母ワイルドロワール）

キクノワイルドオー（1987年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時13歳）と交配したワイルドロワールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の一般C1イ C2イ。

経歴

デビュー前

山岡浩久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

10月8日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3歳（1990年）

9月15日、約11か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユニコーンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゲニアールを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉一己騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉一己騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で徳吉一己騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で徳吉一己騎手（7戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で徳吉一己騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた14戦目は、福田三郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ C2イ（足利ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のニツソウゼツトに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福田三郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月25日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、一般C1（足利ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福田三郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセランポールから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、一般C1（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福田三郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月4日、連闘で馬体重を前走から17kg戻して迎えた18戦目は、梅山誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1（足利ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた19戦目は、一般C1（宇都宮ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で梅山誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた20戦目は、小野寺功騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。