トウカイエトワール（2017年生、母トウカイミステリー）

トウカイエトワール（2017年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+星(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したトウカイミステリーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は平野牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上3勝クラス。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月6日、デビュー戦はO.マーフィー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のストームファルコンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でO.マーフィー騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のムーランアンディゴに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高田城特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

10月18日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2021年）

3月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラフィンクロンヌを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月22日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上3勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のガンケンに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

8月22日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

12月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中4週で迎えた10戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた11戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月28日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた15戦目は、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

6歳（2023年）

4月22日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、京都競馬場グランドオープン記念（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2023年4月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月28日、中4週で迎えた17戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダノングリスターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、汗見川特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7歳（2024年）

4月25日、約10か月の休み明けで迎えた20戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、エトワール賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。