ラフィンクロンヌ（2017年生、母ミスリンディ）

ラフィンクロンヌ（2017年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランスのことわざ、『仕上げが仕事に栄冠を与える』より」。毛色は栗毛。種牡馬のフィガロ（当時22歳）と交配したミスリンディが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンシャイン牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

佐々木国明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月8日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の関西出身司で賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラファインにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のヤマイチクラウンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアークヴァルサスに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月21日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3歳（2020年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

5月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月18日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サノマナに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月5日、中3週で迎えた15戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベイビーボスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ココロノイコロに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキャンディフロスに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月7日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで懸命に走り抜いたが、ロイヤルバローズにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月3日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、トウカイエトワールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のナイスプリンセスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月24日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で原優介騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの上越ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は原優介騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。