シルクローリット（2005年生、母ローザロッサ）

シルクローリット（2005年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋優秀な」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時14歳）と交配したローザロッサが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年のオータム特選(C2-1)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,100万円（2.2万×500口）で一口馬主が募集された。

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた5戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では決め手が足りず18着に終わった。

11月24日、中7週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた6戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリスマスギフトに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月20日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビルトゥオーソに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアフターソングを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

1月12日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルトウコウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイユウフォーユーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月1日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月12日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモボスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコウチャシフォンを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたコッカケンリョク決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セルゲイエフに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、オータム特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンドジュウライを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて6勝目を収める

10月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（12戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマチカネセント決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインテネブリスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（14戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアイカワスプレッドを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月21日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（15戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた24戦目は、長崎街道中原宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（16戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた25戦目は、イルミネーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（17戦7勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた26戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（18戦7勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（19戦7勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（20戦7勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた29戦目は、長崎街道塚崎宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（21戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で鮫島克也騎手（22戦7勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月13日、中2週で迎えた31戦目は、長崎街道矢上宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で鮫島克也騎手（23戦7勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で鮫島克也騎手（24戦7勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月4日、中0週で迎えた34戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。