ケージーカツタロウ（2007年生、母ケージーキセキ）

ケージーカツタロウ（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時15歳）と交配したケージーキセキが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦8勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳C1二。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は532kg。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月23日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた3戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカスタードムーンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた4戦目は、2歳C1二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月29日、中0週で迎えた5戦目は、2歳C1二（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイシノサイクロンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3歳（2010年）

5月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた7戦目は、3歳戦のみちゃおきいちゃおIBC賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスマオを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

7月10日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の釜谷浜風力発電レース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の野田十府ヶ浦2010レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（6戦3勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の久慈日本一の白樺林レース（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

8月30日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、宮古川井まいたけまつりレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のグレートビンテージに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月21日、中9週で迎えた14戦目は、JA岩手ふるさと前沢牛しぐれ煮（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（10戦4勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケショウナイトに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた16戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、はまゆり賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキタノドレイコをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月30日、中0週で迎えた17戦目は、かまくら賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサダチカガーベラに2馬身半の差をつけて7勝目を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月8日、連闘で迎えた18戦目は、アテルイ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のアズマクロシオに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、岩手日報杯（盛岡ダート2000m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、乳頭山レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた21戦目は、ねむの木賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（12戦5勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、猊鼻渓舟下りレース（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（13戦5勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた23戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、宮古浄土ヶ浜レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた24戦目は、十和田駒フェスタレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（14戦5勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ムーンライトカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、洋野町南部もぐりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、増田蔵の日レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、衣川歴史ふれあい館レース（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた29戦目は、盛岡りんごレース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。