グレートビンテージ（2007年生、母キャッスルブラウン）

グレートビンテージ（2007年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「（ワインの）素晴らしい出来栄えの年」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したキャッスルブラウンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の久慈日本一の白樺林レース。

経歴

デビュー前

佐藤雅彦厩舎（水沢）へ入厩。

3歳（2010年）

4月12日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンジンジャーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた3戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブライティアレザーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦の直売施設グリーンぴぁレース（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったオウシュウサンクスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーズトムボーイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の久慈日本一の白樺林レース（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサダチカガーベラをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、宮古川井まいたけまつりレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったケージーカツタロウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4歳（2011年）

1月29日、中6週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、最後はイオスと並んで4着同着となった。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。