ブライティアレザー（2007年生、母ラーセニー）

ブライティアレザー（2007年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋革」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したラーセニーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月11日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

12月12日、中8週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3歳（2010年）

2月21日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた5戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したグレートビンテージを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のストロングレジーナをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたリンドタイショウ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の小袖海女センターレース（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月23日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントアパッチに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアブサンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月20日、中1週で迎えた14戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のラピッドプログレスを半馬身振り切って4勝目をマークした。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、馬仙峡レース（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、馬っこパーク・いわて賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、昆布之助レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクインリボーに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、住田町「水しぎ」レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカヌマホープをアタマ差振り切ってファンの期待に応えた。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、はまゆり賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、応援NW「IKONE」カップ（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月10日、中0週で迎えた23戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。