ナイトブリーズ（2017年生、母アンティフリーズ）

Night Breeze

2017.04.11

ナイトブリーズ（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夜風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したアンティフリーズが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷 武志。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月30日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマイルポストに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のヒロノトウリョウをクビ差振り切って雨下の激戦を制した。

4歳（2021年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディサーニングをクビ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

2月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月27日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦3勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎北斗騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの2021フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎北斗騎手（7戦3勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの江戸川ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮崎北斗騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月26日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎北斗騎手（9戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で宮崎北斗騎手（10戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で宮崎北斗騎手（11戦3勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮崎北斗騎手（12戦3勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2022年12月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。