フレイムオブピース（2009年生、母ブローザキャンドル）

フレイムオブピース（2009年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「平和の炎」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時10歳）と交配したブローザキャンドルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦4勝2着1回。2013年のマーチステークス(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月20日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイルドアイザックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2012年）

1月28日、中9週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

7月21日、中7週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーゼントブルースに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2013年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のツルマルスピリットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月2日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエアハリファを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

3月24日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた15戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のKBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月15日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったジョヴァンニに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。