メルヘンマジョ（1987年生、母ハヤサクラクイーン）

メルヘンマジョ（1987年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青毛。種牡馬のモガミ（当時11歳）と交配したハヤサクラクイーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月26日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

6月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したアカデミーホースに半馬身届かず2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマドマーゼルキヨコに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウエイブランドを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアンザスホースにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月23日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月22日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチャオバンビーナを半馬身振り切って久々の一戦を制した。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったナチュラルファインを3/4馬身捉え切れず2着となった。

5歳（1992年）

6月14日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。