サファリアスワン（1991年生、母マジヨリカレデイ）

サファリアスワン（1991年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時12歳）と交配したマジヨリカレデイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地34戦1勝2着7回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月4日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアマミビートにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月16日、中0週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラッキーロンプを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイゴウマイオールに半馬身届かず2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉永護騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったトーシンオパールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したアマミチャンプに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月5日、中3週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったインターユニークにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、中8週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったスーパーグラントに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（9戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（10戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた18戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のツカサキャプテンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月29日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（11戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（12戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月3日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5歳（1996年）

1月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉永護騎手（13戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（14戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（15戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（16戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（17戦0勝）。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（18戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた34戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

7月31日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、ほうせんか特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた36戦目は、古澤泰博騎手を鞍上に迎えて、百日草特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた37戦目は、ほおずき特別（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古澤泰博騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた38戦目は、きんもくせい特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古澤泰博騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた39戦目は、サファイア特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古澤泰博騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた40戦目は、うぐいす特別（足利ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古澤泰博騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月19日、中0週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた41戦目は、ふじばかま特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古澤泰博騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月6日、中2週で迎えた42戦目は、シラカバ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で古澤泰博騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた43戦目は、ローズ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古澤泰博騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。