ワンダースパイン（2018年生、母ワンダープリマ）

ワンダースパイン（2018年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+矢の強さを表す指標」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワンダーアキュート（当時12歳）と交配したワンダープリマが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月11日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月28日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

12月23日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4歳（2022年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインランを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、カンザクラ賞（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月9日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るララガブリエルを次元の違う末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で松木大地騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5歳（2023年）

1月17日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松木大地騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松木大地騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松木大地騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で松木大地騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松木大地騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松木大地騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で松木大地騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したムーンティアラに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で松木大地騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で松木大地騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、C3二3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で松木大地騎手（15戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサワヤカサワチャンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で松木大地騎手（16戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6歳（2024年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で松木大地騎手（17戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で松木大地騎手（18戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で松木大地騎手（19戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で松木大地騎手（20戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は22戦連続で松木大地騎手（21戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したメイクアラッシュを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C3（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で松木大地騎手（22戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた35戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月14日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（23戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。