モーリギムレット（2008年生、母タガノミラクル）

モーリギムレット（2008年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カクテル名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したタガノミラクルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、地方18戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

当歳のとき、武牧場武栄子から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、武牧場武栄子から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、武牧場武栄子から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、芹澤精一によって367.5万円で落札された。

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2011年）

11月10日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は514kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2012年）

1月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ヴィーヴァローレンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月12日、中5週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェントルブラッドに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月14日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたマサノユーラブミー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、メビウスフォンテンに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のオースミストーンを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

8月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したミシカを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉村一樹騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で杉村一樹騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

5歳（2013年）

7月23日、約9か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のイケイケトートに2馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のキョウエイリョウガをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

11月12日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた17戦目は、一般C3三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ヒカルアスピレイトに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上C3六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。