ヤマニンソルファ（2007年生、母マダニナ）

ヤマニンソルファ（2007年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋音階（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したマダニナが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回。2010年のスイートピーステークス(オープン牝)で3着に入った他、2010年の忘れな草賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアマルフィターナを3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたモーニングフェイス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2011年）

7月9日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユメミルテーラーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月24日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（2012年）

6月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月2日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。