キョウワザクラ（1992年生、母ファニーリーフ）

キョウワザクラ（1992年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時6歳）と交配したファニーリーフが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地9戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年のムーンライトハンデキャップ(ハンデ)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

5月14日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホッカイムンクに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月3日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のあざみ賞（京都芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、エイシンヴォウクスに交わされて2馬身半差の2着となった。

4歳（1996年）

4月13日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェントルウーマンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久々の一戦を制した。

6月9日、中7週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトロナラッキーをハナ差振り切って優勝

8月3日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゼニスブルーをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月8日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦4勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマサラッキをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（1997年）

9月13日、約12か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（8戦5勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。