トウカイレックス（2009年生、母トウカイダイナ）

トウカイレックス（2009年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時11歳）と交配したトウカイダイナが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は吉田又治。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のなでしこチャレンジカップ第2戦(C2-9)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月4日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

7月14日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月2日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月6日、中8週で迎えた6戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2013年）

6月13日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3十十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、一般C3六七八（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

10月25日、中6週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、爽秋賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったカシノビッグベンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサマーレイラを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた15戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた18戦目は、白嶺賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリーズギフトを驚異的な末脚で半馬身差し切って1番人気に応えた。

3月2日、中2週で迎えた19戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、なでしこチャレンジカップ第2戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタッテハンジョウに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、スリーエスペラントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。