ベイクルージング（1996年生、母ダイナブリーズ）

ベイクルージング（1996年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したダイナブリーズが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年のリゲル特別(一般C3)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

11月15日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月26日、中1週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3歳（1999年）

6月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2000年）

5月14日、約10か月半の休み明けで迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルハンターに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた7戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンゴクキャリイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドラゴンルーチに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプロセスミントを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月1日、連闘で迎えた10戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺壮騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒミノアラシを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月29日、中3週で迎えた11戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺壮騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺壮騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5歳（2001年）

5月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月28日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（9戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺壮騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月16日、中9週で迎えた20戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた21戦目は、佐々木敦司騎手を鞍上に迎えて、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は熊木良介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木敦司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた25戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木敦司騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木敦司騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は熊木良介騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。