プリュネル（2002年生、母サタデーナイト）

プリュネル（2002年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ひとみ（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時10歳）と交配したサタデーナイトが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土居牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、地方3戦0勝。2009年の東京シティ盃(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月13日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ヤマニンアリエルに半馬身交わされて2着となった。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3歳（2005年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッドナイトトークを上がり4位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトーホウレビンに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

6月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。

7月3日、中2週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアイノグレースに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦2勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインセイヴァーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月22日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、伸びてきたキクノアロー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

12月24日、中5週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のウォーターオーレをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

5歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月1日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のフジビュースタンドステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

11月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2007フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2008年）

1月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月2日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入った。

4月19日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月30日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3月4日、中5週で迎えた30戦目は、S3の東京シティ盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。