エイシングリッター（2019年生、母トロピカルフロール）

エイシングリッター（2019年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+キラキラと輝く素材」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時8歳）と交配したトロピカルフロールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2023年の後藤ひなのさん来場記念(一般C14)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

2022年8月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

12月13日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、C24組（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカマンザを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、可愛らしいもの愛好会記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で深澤杏花騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ウェルシュゴールドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で深澤杏花騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、サツキキャンドゥに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で深澤杏花騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったグルマンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で深澤杏花騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で深澤杏花騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で深澤杏花騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた14戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月26日、連闘で迎えた15戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、後藤ひなのさん来場記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のモアナグレイスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。