タカミツグリーン（2008年生、母ストロングプチ）

タカミツグリーン（2008年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋緑」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したストロングプチが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3五。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

7月23日、中5週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

8月30日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のクリスタルエイトを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月11日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦の蔵コンサート特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウツルギに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3五（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグランドセイリングに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセイコーフジに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、浦河地区産駒杯（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月20日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、能登波の花賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4歳（2012年）

4月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた14戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のスプリングバルサに1馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、春季例大祭特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルスラッガーに1馬身半の差をつけて優勝

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、金沢城石川門特別（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ジーニーに交わされて1馬身差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、西海祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のメイショウガザニアに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月21日、中1週で迎えた22戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた23戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、IPATカウントダウン14（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、ほうらい祭り特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のリトルマーチンをクビ差振り切って6勝目を収める

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、金沢農業まつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。