ジーニー（2008年生、母ヒミノオトヒメ）

ジーニー（2008年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時12歳）と交配したヒミノオトヒメが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、地方32戦5勝2着10回。2011年のプリンセスカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田嶋弘幸厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2010年）

7月25日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は397kg。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のリフレッシュ村鉢ヶ崎特別（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の白山堅豆腐特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナエマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月3日、中0週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したダンシングサクラを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンダーウォリアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のストック特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳戦の小菊賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったザハヤテオーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2011年）

1月5日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のプリンセスカップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦の兼六園賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の東日本大震災復興支援復興を応援します南三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の復興を応援します富岡町（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の早見沙織さん二十歳BD記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の名物食べて復興支援牛タン（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったヒカルジュピターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の今日すまいるママ誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4歳（2012年）

3月27日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、江戸木版画特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイネルフィロスに交わされて3馬身差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラソルジャーにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったナムラマースに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、オートモビルミーティング特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた23戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、大ちゃん三十路おめでとう杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラストームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、一般C1三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカミツグリーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、新冠産駒杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた27戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、蛸島キリコ祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーアアサギリに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた28戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、IPATカウントダウン16（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウツルギに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5歳（2013年）

3月19日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーアラビリンスをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

4月9日、中2週で迎えた30戦目は、三番叟特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったパープルベストに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた31戦目は、大谷川鯉のぼりの川渡し特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったニシノブンブンマルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた32戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。