マイネルフィロス（2008年生、母アイアムザフィリー）

マイネルフィロス（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋愛（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したアイアムザフィリーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦9勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年のネット投票はオッズパーク賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって640.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月24日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイトクロッカス特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた7戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登野菜七尾鹿島杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモロロに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の蔵コンサート特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

10月18日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月25日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3七（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3十（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3八（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したパープルポケットにクビ差届かず2着となった。

12月27日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3十（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したアップルポテトを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた20戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、4歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンハッピーに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月19日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた22戦目は、周藤直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトープレンティをクビ差制して順当に勝利した。

2月25日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3二（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセリアメンテに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月11日、中1週で迎えた24戦目は、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイポセイドンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、南相馬市復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウガザニアを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイクロスコープを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月8日、中1週で迎えた28戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペシャルムーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月22日、中1週で迎えた29戦目は、能登麦屋節特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（9戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアヤミズキを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、さざえまつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したスペシャルムーンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

6月17日、中1週で迎えた31戦目は、ビッグゴールドSC杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったラッシュトウショウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた32戦目は、石動山開山祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた33戦目は、和倉温泉杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモアンフォセに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月19日、中4週で迎えた34戦目は、片山津温泉湯のまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた35戦目は、IPATカウントダウン30（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた36戦目は、ネット投票はオッズパーク賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（12戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトップヴィーナスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月25日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。