ケイアイポセイドン（2008年生、母ケイアイダンサー）

ケイアイポセイドン（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の海の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したケイアイダンサーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C3六。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月24日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクラベストダンサーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシャンハイオークスに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月5日、中2週で迎えた9戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4歳（2012年）

3月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルフィロスに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、一般C3六（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のキープザブレイヴに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、夜桜列車特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドンイースターに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーマンブラヴォーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、石川門カップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトゥルーボーンに2馬身半の差をつけて制した。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、さざえまつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルファンタジーに約12馬身の大差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、石動山開山祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、和倉温泉杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた22戦目は、片山津温泉湯のまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で葛山晃平騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた23戦目は、IPATカウントダウン16（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で葛山晃平騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた24戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、金沢農業まつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5歳（2013年）

5月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた26戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた27戦目は、雪おくりまつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川添明弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた28戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川添明弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で川添明弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川添明弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた31戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。