サモンジ（1999年生、母テンイチテンコー）

サモンジ（1999年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時13歳）と交配したテンイチテンコーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。戦績は、地方43戦8勝2着7回。2001年の九州ジュニアチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2002年のニューイヤーカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高岸節雄から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、広松金次によって483万円で落札された。

的場信弘厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2001年）

5月20日、デビュー戦は長田進仁騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は463kg。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルシゲダイヤを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノオウサマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月23日、中4週で迎えた3戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャインアイカワを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月25日、中5週で迎えた6戦目は、2歳戦の日峰特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイティイナリに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカシノオウサマをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

3歳（2002年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサイレンスアスカに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

6月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリーンヒルサンに9馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

9月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリテキサスに4馬身の差をつけて5勝目をマークした。

11月3日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の九州菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4歳（2003年）

1月15日、中6週で迎えた14戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、若水特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、節分特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、フジミフィレンツェに交わされて1馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた16戦目は、花月特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、春水特別（大井ダート1690m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイアムトップガンに2馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

4月24日、中6週で迎えた18戦目は、デネボラ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた19戦目は、オメガ賞（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5歳（2004年）

1月10日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた21戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、初凪特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた22戦目は、如月特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた23戦目は、啓蟄特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、シャドウスナイパーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた25戦目は、卯月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の荒川区特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月21日、中3週で迎えた27戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた28戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

6月13日、中1週で迎えた29戦目は、夏木立賞（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で納谷和玖騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタカトモポイントに1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の万緑賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で納谷和玖騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた31戦目は、ジュライ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で納谷和玖騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカネショウロイヤルに2馬身の差をつけて優勝

12月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、冬木立賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で納谷和玖騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

6歳（2005年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で納谷和玖騎手（12戦2勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

1月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、ハンデ戦の春駒賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で納谷和玖騎手（13戦2勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた35戦目は、アレキサンドライト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で納谷和玖騎手（14戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

3月1日、中3週で迎えた36戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた37戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のブラッドストーン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月11日、中2週で迎えた38戦目は、武甲山特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の鐘旭盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったカネマサデュークにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた40戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた41戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の九十九里特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた42戦目は、一般B2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったメロウリリックに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中3週で迎えた43戦目は、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。