エーピーバール（1998年生、母Lafayette's Lady）

A.P.Baal

1998.05.19

エーピーバール（1998年5月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブロッコ（当時7歳）と交配したLafayette's Ladyが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボニーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

11月4日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2002年）

8月17日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

10月6日、中6週で迎えた8戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

5歳（2003年）

2月9日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒドゥンヴァレイから半馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中6週で迎えた12戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、ハマユウ特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた13戦目は、キキョウ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、サフラン特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山田博美騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた15戦目は、まつむし草特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた16戦目は、立冬特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた17戦目は、太郎山特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。