ルピナステソーロ（2018年生、母ダノンクィーン）

ルピナステソーロ（2018年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ルピナス(花の名)+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したダノンクィーンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は熊本県、生産者はストームファームコーポレーション。戦績は、中央平地12戦1勝、地方10戦7勝2着2回。2022年の霧島賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ストームファームコーポレーションから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二ホールディングスによって626.4万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

3歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は小松丈二騎手を鞍上に据えて、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモントレージャックに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアイアンムスメに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のホットスター特選（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムテンホーに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のシューティングスター特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダンツソアラに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月3日、中2週で迎えた5戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のボタンザクラに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月28日、中7週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のシゲルヒラトリに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

12月28日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4歳（2022年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

6月25日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、地方重賞の霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、テイエムラッシュに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2021年10月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

9月18日、中5週で迎えた12戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5歳（2023年）

2月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4月15日、中9週で迎えた14戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月30日、中1週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月13日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月18日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

6歳（2024年）

2月21日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のミスズメジャーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月11日、中2週で迎えた20戦目は、べひべひ聖誕祭特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のスカリーワグをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

4月20日、中1週で迎えた22戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレートヒエンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って8勝目を挙げた。

2021年10月9日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。