フェアーローマン（2003年生、母フィールドロマン）

フェアーローマン（2003年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時17歳）と交配したフィールドロマンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）川越牧場。戦績は、地方32戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年のセプテンバー賞(一般B1二 B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川越牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ダイヤマイトによって210万円で落札された。

堀千亜樹厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2005年）

11月18日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたグラストップガン決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベルモントサクセスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月7日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見浩騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で鷹見浩騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のグレイトヒットをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、モリアティチャーシに3/4馬身交わされて2着となった。

7月14日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の株式会社エー・アール・シー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスマイルヒメをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

8月2日、中2週で迎えた10戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ロッキーダブリンに半馬身交わされて2着となった。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ホクテンウエリーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のフォーチュネイトラベンダー特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルスナイパーに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月14日、中1週で迎えた13戦目は、ながつき賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた14戦目は、リゲル賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4歳（2007年）

3月12日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月18日、中2週で迎えた18戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた19戦目は、うしかい座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のダイワエスケープをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（11戦3勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（12戦3勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた24戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（13戦3勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月20日、中2週で迎えた25戦目は、薄暮（トワイライト）スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（14戦3勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（15戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアポロサティーをクビ差振り切って5勝目をマークした。

10月2日、中3週で迎えた27戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた28戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた29戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（16戦4勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5歳（2008年）

4月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた31戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた32戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。