ドリームボーイ（1986年生、母ハギノトップレディ）

ドリームボーイ（1986年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴアリイフオージユ（当時11歳）と交配したハギノトップレディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

8月27日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国兼正浩騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国兼正浩騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月19日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国兼正浩騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた9戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒゴノホープに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカラホーオーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（1990年）

2月10日、中7週で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードマスターを驚異的な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月2日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマンノアトラスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（1991年）

3月2日、約9か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。