ヤマノスプリング（2009年生、母シマリングゲージ）

ヤマノスプリング（2009年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋春」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時12歳）と交配したシマリングゲージが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリエント牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月18日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中克典騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中克典騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中克典騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったライムフレーバーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアエローを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロクイチグローリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアエローを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4月30日、連闘で迎えた12戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

9月6日、連闘で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2013年）

1月17日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

1月25日、連闘で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた25戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったカミノフローレンスを半馬身捉え切れず2着となった。

3月7日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた31戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。