アエロー（2009年生、母リリコスピント）

アエロー（2009年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場するハルピュイア姉妹の一人。疾風の意」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時8歳）と交配したリリコスピントが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月17日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月23日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月12日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ヤマノスプリングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったクラウンビーストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のパイナガマビーチに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月22日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ヤマノスプリングに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のスプリングスワンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月13日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、リバーデュランダルに交わされて1馬身差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（姫路ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2四（姫路ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた24戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、充史・陽子結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。