スマートバルカン（2007年生、母トーセンアモーレ）

スマートバルカン（2007年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の火の神」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したトーセンアモーレが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地2戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C24。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大川徹によって1,890万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月14日、中5週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

11月29日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパリスブルーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月7日、連闘で迎えた4戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、マルブツボイスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C20（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。