マルブツボイス（2007年生、母カリビアンボイス）

マルブツボイス（2007年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したカリビアンボイスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年のあけおめ!月影ゆり賞(一般C15)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中村雅明から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、大澤毅によって1,942.5万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月1日、中0週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアスターハウスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、旬菜・旬果まるごとあいちカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた6戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートバルカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったイワイザケに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月1日、中0週で迎えた8戦目は、あけおめ!月影ゆり賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルママルチェッラに約13馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月25日、中7週で迎えた9戦目は、祝!前ちゃん。昇任試験合格記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、三鬼侑真北里大学医学部合格記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた12戦目は、河合宏将くん結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったキングタキシードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルージュブリエに約11馬身の大差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月10日、中4週で迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（11戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウライクリスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（12戦5勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、伸枝特別記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（13戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスマートソロモンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた20戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウハクサンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。