ビービートマホーク（2000年生、母ミングルデール）

ビービートマホーク（2000年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋トマホーク」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルトンシンボリ（当時11歳）と交配したミングルデールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）荒井牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方26戦2勝2着5回。2002年のサンライズカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

7月16日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセレブレーションから1馬身差の2着となった。

7月25日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブイメールから4馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバックドラフトから4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシャーディーソロンをクビ差制して初勝利を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリヒメに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

11月14日、中3週で迎えた8戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（2003年）

4月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のルーベンスメモリーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月6日、中5週で迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

4歳（2004年）

4月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた17戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったアリオンダンディに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた19戦目は、潮風特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた20戦目は、南風特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、オフショア特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の秋風特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したデビューノオドリコを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

10月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月19日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、疾風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で甲斐年光騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた25戦目は、宝登山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で甲斐年光騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で甲斐年光騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

12月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、風花特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で甲斐年光騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月4日、中1週で迎えた28戦目は、睦月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で甲斐年光騎手（12戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた29戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で甲斐年光騎手（13戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた30戦目は、ダイヤモンドダスト特別（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で甲斐年光騎手（14戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた31戦目は、一般B3（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で甲斐年光騎手（15戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた32戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。