オリオンスターズ（2004年生、母ユーワジョイナー）

オリオンスターズ（2004年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冬の星座の王様のような活躍を」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したユーワジョイナーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦5勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の伏見ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

7月8日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したセトノジェネシスにアタマ差届かず2着となった。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマイティマイロードにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月25日、中3週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るポートカンパーニュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のハングインゼアに6馬身の差をつけて制した。

6月22日、中3週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャトルタテヤマをハナ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

11月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のリッターヴォルトに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5歳（2009年）

12月20日、約13か月の休み明けで迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月3日、約8か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

7歳（2011年）

1月23日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のケンブリッジエルに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8歳（2012年）

3月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた19戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。