ファッショナブル（2006年生、母ファーストアクト）

ファッショナブル（2006年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「流行を取り入れた、時代の最先端を行く」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したファーストアクトが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。戦績は、中央平地4戦0勝、地方20戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の槍ヶ岳賞。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月28日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月7日、中6週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したキーサミットにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月24日、中6週で迎えた4戦目は、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジョーセレスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2011年）

9月6日、約24か月の休養明けで迎えた7戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、秋桜特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、室蘭日本四大工場夜景特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、サルビア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた11戦目は、ヱビスビール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた12戦目は、オリオン座特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったウインドワードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月15日、連闘で迎えた13戦目は、アロエ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6歳（2012年）

11月15日、約12か月の休み明けで迎えた14戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた15戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、赤穂観光協会義士祭特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7歳（2013年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、なずな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は武藤隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。