フレンチボールド（2010年生、母オリエントカラー）

フレンチボールド（2010年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋果敢な。果敢な競走を願って」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時18歳）と交配したオリエントカラーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大原ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方34戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C1-3。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は山崎亮誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

9月1日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山崎亮誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山崎亮誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したピュアブロッサムに半馬身届かず2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、長谷川裕修世会退会記念（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったバトルトウショウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレンドリーゼウスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のエイダイムーンを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2014年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた11戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、歴史国道「北陸道」特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、大谷川鯉のぼり特別（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、苺一会特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったフレンドリーゼウスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、生姜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエーブスーパーマンに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月29日、連闘で馬体重を前走から9kg戻して迎えた17戦目は、一般C1-10（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るペドレリーアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

7月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったケイティユウユーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、塩津かがり火恋祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた20戦目は、心むすび大祭特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアヤミズキに1馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、これでもか!太鼓特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた23戦目は、クラブジョイ杯（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5歳（2015年）

3月29日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた27戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、交流の家桜まつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた28戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、イカす会特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた30戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-4（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイセイオーシャンに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

7月14日、中1週で迎えた33戦目は、白山国際太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた34戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、手取の火まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた36戦目は、冨来八朔祭礼特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた37戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。