ターニングアップ（2018年生、母トロピカルタイム）

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって183.6万円で落札された。

2歳（2020年）

6月20日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月15日、中8週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたセザンテイオー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルコルセールに交わされて8馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（7戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（8戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

10月27日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブラッティーキッドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼットシェーンに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月7日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のビケットに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月31日、中2週で迎えた22戦目は、2021園田ファイナルステージ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月20日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のタニノシェクハンドを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

2月9日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B1 B2（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、ミモザ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミラクルベルンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

4月23日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（9戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のエレグアをクビ差振り切って6勝目を奪取した。

5月14日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（11戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月16日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（12戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（13戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた31戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月17日、中8週で迎えた32戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2022ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中京2戦（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2023年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（14戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争心でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

2021年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

1月28日、約13か月の休み明けで迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（15戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（16戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月17日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた37戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月5日、中2週で迎えた38戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

2021年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。