クィーンチャーム（2012年生、母オリエントチャーム）

クィーンチャーム（2012年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「チャーム女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したオリエントチャームが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地21戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の比叡ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月22日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったミッキーカーニバルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた4戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレミオテーラーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月20日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4歳（2016年）

1月23日、中4週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の西尾特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したデルマサリーチャンにハナ差届かず2着となった。

10月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のルドルフィーナを半馬身振り切って優勝

11月20日、中6週で迎えた12戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた13戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のジングルベル賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でV.シュミノー騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3月26日、中9週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4月22日、中3週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレイホーロマンスに1馬身1/4の差をつけて優勝

6月4日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月11日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノーブルマーズをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

12月9日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。