プレミオテーラー（2012年生、母ソーゴル）

プレミオテーラー（2012年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優れたものに贈られる賞(西)+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したソーゴルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山牧場。主な勝ち鞍は2016年の秋川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

5月23日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

6月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクィーンチャームに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニングスターに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

4歳（2016年）

1月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のリーサルストライクに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサトノスティングに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月9日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月29日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマテンロウハピネス決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず最後はサントノーレと並んで11着同着となった。

11月26日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

5歳（2017年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた19戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は和田翼騎手（6戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き17着に終わった。

8月20日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

6歳（2018年）

6月23日、約8か月半の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のリカビトスに1馬身3/4の差をつけて休み明け初戦を物にした。

7月7日、中1週で迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

9月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を5馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた29戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のトルマリンステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

7歳（2019年）

5月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月22日、中3週で迎えた32戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの阿武隈ステークス（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月24日、約4か月半の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ヴァンドギャルドに半馬身交わされて2着となった。

8歳（2020年）

5月16日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのパールステークス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月14日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

2020年11月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。