アールラプチャー（2018年生、母ルージュノアール）

アールラプチャー（2018年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+歓喜」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したルージュノアールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月30日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のシャドウエリスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、連闘で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月13日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月7日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のバトーデュシエルを3/4馬身振り切って久方ぶりの一戦を物にした。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ジュビリーヘッドに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のラヴケリーに1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

4歳（2022年）

1月30日、中8週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり18着に敗れた。

4月30日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

9月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2022ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

2023年1月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。