ラヴケリー（2018年生、母ダームドゥラック）

ラヴケリー（2018年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛する+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時9歳）と交配したダームドゥラックが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。2020年の函館2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2020年のファンタジーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、水谷昌晃によって270万円で落札された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月13日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のスノークリスマスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたカイザーノヴァ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のKBS京都賞ファンタジーステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

12月12日、中4週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したエムオーシャトルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月19日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

8月7日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼログラヴィティを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

11月27日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアールラプチャーを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月29日、中7週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスイーツマジックにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月3日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はセリノーフォスと並んで6着同着となった。

10月29日、中9週で迎えた20戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

12月18日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートラプターを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた23戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズホークに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月11日、中5週で迎えた24戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムアトムに半馬身届かず2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

6月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月23日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた29戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの大山崎ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた30戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの貴船ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6歳（2024年）

2月3日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月9日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた33戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。