スイーツマジック（2018年生、母ハミングトップ）

スイーツマジック（2018年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お菓子の魔術」。毛色は鹿毛。種牡馬のコパノリチャード（当時8歳）と交配したハミングトップが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスピードフアーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた4戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、サニーオーシャンにクビ差交わされて2着となった。

11月8日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のデンプシーロールをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルジェロディに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの芝桜賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

5月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のパラティーノヒルに2馬身の差をつけて2勝目を収める

8月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月16日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月26日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林脩斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月12日、中7週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットでしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のラヴケリーをクビ差振り切って勝利をモノにする

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

10月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

12月4日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月11日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

2022年12月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。