マイネルジェロディ（2018年生、母マイネエレーナ）

マイネルジェロディ（2018年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+英雄の意味を持つイタリアの人名より。父名から連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したマイネエレーナが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2022年の北九州短距離ステークス(オープン)で3着に入った他、2022年のカーバンクルステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額3,000万円（30万×100口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したアスコルターレを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンヒテンに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスイーツマジックに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

2月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったプリモダルクに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウゲンセンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

12月5日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスイートクラウンを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2022年）

1月15日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた16戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた17戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

6月25日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月16日、中6週で迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

12月17日、中8週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5歳（2023年）

3月19日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

6月24日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月23日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた26戦目は、UHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6歳（2024年）

2月11日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、最後はアビッグチアと並んで5着同着となった。