スイートクラウン（2018年生、母キャプテンガール）

スイートクラウン（2018年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時12歳）と交配したキャプテンガールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のボイラーハウスに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのしゃくなげ賞（新潟芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

7月4日、中8週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたビューティフルデイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のファイアダンサーに4馬身の差をつけて優勝

8月22日、中4週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のモンファボリに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月5日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、マイネルジェロディに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月16日、中5週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

9月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

11月19日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての8番ゲートからスタート。競走除外となった。

5歳（2023年）

2月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月7日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。16着に終わった。

2023年5月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。