グランヴァーグ（2010年生、母アップルトウショウ）

Grand Vague

2010.03.06

グランヴァーグ（2010年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きな波（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時16歳）と交配したアップルトウショウが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は棚川 光男。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、棚川光男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって315万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、加藤光淑によって745.5万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2013年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月10日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月19日、中9週で迎えた6戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月21日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、10月4日船橋競馬ふれあい広場開催記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったパラボリカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったイクオリティにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったパラボリカにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラストロマンスに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2015年）

5月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた14戦目は、キャロッタお誕生日記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のダイワクリスタルに1馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月27日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロクアイプリンセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で張田昂騎手（11戦3勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、金曜日に乾杯!生ビールスクラッチ開催中!（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモトレントを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

10月8日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、ロイヤル三元記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた22戦目は、秋風賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、キーコードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2016年）

3月9日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中野省吾騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中野省吾騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のスピカプレイスに1馬身の差をつけて順当に勝利した。