ファーストカム（2017年生、母Asawer）

First Come

2017.03.05

ファーストカム（2017年3月5日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「『早い者勝ちの、先着順の』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のCamelot（当時8歳）と交配したAsawerが16歳のときに産んだ仔が本馬である。2020年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月23日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

3歳（2020年）

1月11日、中6週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

2月28日、中6週で迎えた3戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイッセイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジョウショーカードに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のドリーム戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビックバレリーナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月23日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のティーポンドをアタマ差振り切って3勝目を奪取した。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦3勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

9月24日、中7週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエキサイティングリレーオープニング賞（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユアオーダーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月5日、中1週で迎えた12戦目は、せたがや馬術競技記念賞（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

11月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一十二（大井ダート1600m 内回り 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、ガッチリポイント貯まる楽天競馬賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1十二十三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、花陽ちゃん生誕特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ペイシャニンフに半馬身交わされて2着となった。

1月31日、中1週で迎えた18戦目は、厳冬特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、バレンタイン特別（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。