ワールドイッコウ（2000年生、母タイムサンシャイン）

ワールドイッコウ（2000年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のイムラツド（当時23歳）と交配したタイムサンシャインが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は森俊雄。戦績は、地方13戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のアラ系2歳F2。

経歴

デビュー前

保利照美厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

9月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイズミパークを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳F2（園田ダート820m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビスターエンジェルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、中3週で迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳F1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の栄駿賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3歳（2003年）

6月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、アラ系3歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスマノセレソンに約10馬身の大差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

6月17日、中1週で迎えた6戦目は、清水貴行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C8-2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳以上C8-1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーエイホーエイに7馬身の差をつけて優勝

7月16日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒミコフレンドに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳以上C4（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマノノトップレディに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、アラ系3歳以上C3（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプラチナボーイを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマノノビダンシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

1月29日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた12戦目は、アラ系3歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスターウイングに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒットテイオーに5馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。